退職教職員の皆さまへ:「私学共済掛金過少納付問題」に係るお詫び

2021年12月17日

北星学園を退職された皆さまへ

 一部新聞報道にもございましたが、教職員が加入している私学共済において、その掛金算定ベースとなる標準報酬月額を誤って算定し、一部の教職員で掛金の納付が過少になっていたことについて、退職された方も含め、関係する教職員の皆さまには、ご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申しあげます。
 2020年10月22日に第三者委員会が発足し、この問題についての調査が開始され、2021年8月2日付けで調査報告書が提出されました。報告書では、学校法人北星学園が私学共済に加入したのは、昭和29年であると推測されますが、当時の事情を知る者はいないので、なぜ過少納付となったかは不明であること、その後、過少納付に気づいた共済事務担当者がおり、管理職に報告しましたが、報告を受けた管理職が問題であることに気づくことができず、または共済制度に係る知識が不足していたため、適切な調査や状況の把握、私学事業団への確認などを行わなかったことが原因であると指摘されています。
 理事会においては学園が負うべき責任の重さを踏まえて、事務職員の研修制度や配置の見直し、学園ガバナンス・コードの作成、公益通報窓口に関する規程の整備などの再発防止策を確認しました。
 今後このようなことが発生しないよう、再発防止策に真摯に取組むとともに、確りと学園の管理運営を執り行ってまいりますので、引き続きお力添えをいただきたく存じます。
 なお、向後3年間、社会保険労務士による個別相談窓口を設置して、元中学高校教育職員及び元事務用務職員であった方を対象に、過少納付による標準報酬等級の変更の有無、掛金・老齢厚生年金への影響等の説明をさせていただきます。直近では2021年12月中旬~2022年1月下旬の実施を予定しています。個別相談をご希望される方は、お手数ですが人事課までお電話にてご連絡ください。


2021年12月
学校法人北星学園 理事長 古川 敬康


人事課電話番号:011-891-2731(平日8:40~11:30、12:30~17:00)
※2021年12月27日(月)~2022年1月5日(水)は事務室閉室となります。