戦後80年にあたって平和への声明

2025年09月09日

戦後80年にあたって平和への声明

戦争や紛争が絶えない世界の現状に加え、核兵器の使用を示唆する国の存在が、人々の心に深い不安と痛みをもたらしています。こうした中で、 戦争と紛争の終結 と平和の実現を願う声が世界中で高まっています。
昨年、日本原水爆被爆者団体協議会は、「核兵器廃絶運動」、「核兵器の恐怖を後世に伝える語り部活動」等 、戦後の平和活動の歩みが評価され、ノーベル平和賞の受賞につながりました。しかしながら、戦争や被爆の悲惨な体験を語り継ぐ人々の高齢化が進む中、平和という“当たり前”の尊さを、次世代に伝えることの難しさに直面しています。
学校法人北星学園は、1995 年5月、アジア・太平洋戦争終結から50年の節目にあたって「北星学園平和宣言」を発表しました。この宣言は、本学園の創立の精神と戦後の歩みを振り返り、平和を希求し続ける決意を表明したものです。
戦後80年を迎えた今、私たちは、生徒・学生がすべての人の幸福と尊厳を大切にする社会の実現を目指し、「人と人」、「文化と文化」をつなぐ架け橋となる人間へと成長するよう、教育に取り組んでまいります。
この世界が歴史的な転換期を迎える今、「北星学園平和宣言」に込められた精神を確認し、平和をつくる学園として歩み続けることを、 改めてここに表明します。
                            

2025年9月
学校法人 北星学園