創立百周年記念館について



この建物は、1926(大正15)年12月、スイス人建築家Max Hinder(マックス・ヒンデル)氏の設計により、米国ミッションから派遣された女性宣教師の住居として現在地に建てられました。
この建物の最初の居住者は、A.M.モンク校長といわれ、以来、戦前戦後を通じて多くの宣教師がここに住み、生活をしていました。(なお、創立者のサラ・ C・スミスは、この時既に教育と学校運営の仕事をモンク校長に委任していたため、ここに住むことはありませんでした)
太平洋戦争勃発の年、当時の宣教師が米国へ帰国した後、この建物は音楽室として使用されていました。戦争終結とともに、宣教師が帰任し、再び住居として使用されるようになりました。
1960年、女子中高の校舎建築に伴い建物は北へ移転しましたが、老朽化が著しく住居としては不適当になりました。以後、短大の研究室、図書室、クラブ室として使用されてきました。
1987年、北星学園の創立百周年記念事業としてこの建物を移転改修し、中庭の整備と併せて記念館として保存することになりました。1989年に修復工事が行われ、 現在、北星学園の歴史と建学の精神を学ぶ場として、広く市民に開放されています。また、札幌ではこうした古い建物が珍しくなったため、1988年に札幌市の「ふるさと文化百選」に指定されました。また、1998年には、国の「登録有形文化財」に指定され、2005年3月には都市景観重要建築物等の指定を、10月には第12回札幌市都市景観賞を受賞しました。
なお、マックス・ヒンデル氏が札幌で手がけた建物は20棟。最初に手がけた札幌藤高等女学校本館(後のキノルド記念館)が2001年1月に惜しまれつつ解体されてしまいましたので、札幌市内で現存するヒンデル氏設計の建物は、この百周年記念館と北海道大学が所有する2棟の山小屋だけになってしまいました。



開館期間 4月∼10月
開館日 毎週 月曜日・水曜日・金曜日(但し、祝祭日は休館)
開館時間 12時~17時

場所及びアクセス

住所 札幌市中央区南4条西17丁目2番2号
アクセス 地下鉄東西線西18丁目駅2番出口より南へ徒歩約7分